統計の勉強でやるべきではない事、其の一

最近、富士ゼロックス総合教育研究所 著の「組織のなやみ研究所」を読む機会があった。私自身が、様々な仕事の現場の中で思い当たる節があったので、共感しながら、読まして頂いた。
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その中で、「やめるべき事を止めない」のが、戦略実行の足かせになると言及されていた。
そこで、自分が統計の勉強をする中で、これは「やるべきではない事」を述べて、今後、学ぼうという初学者や異なる分野の研究をされる方々の参考になればとの思いで描かせて頂く。

1.不適切な「教科書」は、使用するな!

統計学は、実学的な利便性が評価される事も多く、様々な分野の先生方が苦闘されながら執筆されている事は、重々承知している。また、ネットでは有難い事に参考となる資料も潤沢に供給されている。

しかし、社会に出てから勉強する側からすると、選択肢の多さに辟易する事だろう。大学という学びの場にいる方は、教授の推薦する教科書が非常に優れていたと、後で気がつく。問題は、社会の中で統計を勉強しようと奮闘すると、この問題が生じる。

統計検定2級を受験した体験記を見た時に、用語の説明や教え方がそれぞれの教科書、参考書でバラバラであったと記述されていた。頼みのAmazon先生は、こういった細かいご要望には応えてくれない。

ここで、一つ提案なのだが、
統計の教科書の品評会を、
何処かの書店で
やってもらえないものだろうか?

業界の各分野のおける、最適な教科書が見出されれば、要らない苦労は掛けずに済むのではなかろうか。